プロ野球がサッカーのJリーグより人気がある理由

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現在、子供がなりたいスポーツ選手では野球選手よりもサッカー選手の方が多くなっているとされます。サッカーはボールさえあれば誰でもできるので、比較的始めやすいスポーツという点も大きいでしょう。では、プロリーグ自体の人気はどうかですが、歴史が長いプロ野球の方がJリーグよりも人気が高いと考えるのが一般的です。プロ野球はシーズンに入れば、ほぼ毎日のように試合があります。サッカーは激しいスポーツなので毎日は難しく、現在は1週間に2試合のペースでの開催が多くなっています。試合の開催数が異なると、メディアで取り上げられる頻度も少なくなります。

プロ野球でもJリーグでもリーグ戦などを戦い、優勝チームを決めます。プロ野球は比較的単純な仕組みで、各リーグ同士の優勝チームが日本シリーズを戦って日本一のチームを決定します。そのため、どこが強いかがはっきりわかります。Jリーグは一つのリーグ内で順位を争い、最終的に上位にいるチーム同士で優勝決定戦を行います。その他、別途トーナメントリーグなどがあり、そこでも優勝チームが出てきます。一つのシーズンに優勝チームが複数出たりするので、どこが本当に強いのかわかりにくい面はあるでしょう。

プロ野球は野球のルールで行われ、Jリーグはサッカーのルールで行われます。それぞれ異なるスポーツでルールが全く異なります。ルールの複雑さとして、野球よりもサッカーの方が分かりにくい印象があるのではないでしょうか。野球は一つのプレーの区切りが短く、アウトの理由などがはっきりしていますが、サッカーはなぜファウルになったのかなどが分かりにくい部分があります。スポーツそのものが異なり、ルールも簡単に変えられるものではないので仕方ありませんが、分かりやすさという点でプロ野球がJリーグより見やすいのは事実かもしれません。