セルヒオ・ラモスはスペイン1部リーグレアルマドリードに所属しているDFです。スペイン代表としても長年活躍をしており、数多くのタイトルを勝ち取ってきました。DFであることから、守備力に定評がある一方で実は得点力も世界屈指なのです。DFは相手ゴールよりも遠いためMFやFWに比べると得点の機会は多くありません。ところがコーナーキックやフリーキックなどセットプレーの際に、得点のチャンスが多くなるのです。実際、セルヒオ・ラモスはセットプレーで多く得点を奪ってきました。

そもそもDFは相手からのロングボールに対してヘディングで対抗することが多く、跳躍力が問われます。セルヒオ・ラモスはそこまで大柄な選手ではないのですが、跳躍力が圧倒的なのです。コーナーキックの時にはそれが大きな武器になり、FW以上に得点を期待されることも少なくありません。上述の通り、守備面も世界屈指のレベルにあります。元々はサイドバックを主戦場としていたこともあり、スピードにも優れていて相手からボールを奪う技術にも長けています。所属チームの事情で、サイドバックではなくセンターバックを担当した際にその能力を遺憾なく発揮したことで現在のようにDFの中央でプレーするようになりました。

レアルマドリードの最大のライバルとされているのがバルセロナです。ここには、アルゼンチン代表メッシが所属しており、クラシコの際には両選手が白熱したプレーを見せます。セルヒオ・ラモスは試合を通じてラフなプレーをすることが多いとも言われており、カードをもらうことも少なくありません。しかし、それだけ気迫のこもったプレーでチームを引っ張り白い巨人と言われる、レアルマドリードを勝利に導いているのです。